文章をコミュニケーションツールにするために、説得ではなく納得を優先しよう

Sugar(@Sugarrrrrrrock)です。
僕はこうしてブログを書いている以上、良い文章を書く、良い言葉を使うことに意識を向けなければいけないと考えています。
 
文章を通じて何かを伝える。人を動かす。
ブロガーたるものそのために必要な考え方はどんどん学んで自分の身につけていきたい。
 
いや、ブログを書いていない人でも、絶対身につけなければいけません。
 
SNSが普及した今、文字数の違いこそあれど、誰もが「書き手」側になる時代だという認識は持っていますか??
 
これからは、目の前に人がいて表情や身振り手振りを交えたコミュニケーションだけでなく、
文章で相手とコミュニケーションすることが求められます。
 
そのための大事な考え方の1つが、相手を「説得」ではなく「納得」させることです。
 

説得ではなく納得

説得と納得の最大の違いは何だと思いますか?
 
説得と納得の違いは「一方的」か「双方的」かの違いです。
 
一方的な説得は、知識や情報の押し付け。
 
例えば学校の授業、ただ先生の話を聞いて板書を移すだけの授業は、生徒側にとっては説得されている感覚なんです。
 
ほとんどの人は「説得」に対してマイナスなイメージを持っていると思います。
 
誰かに説得されるのも強い圧力を感じるし、逆に説得しようとする側もどうしたら説得出来るか、色々なデータを集めたり情に訴えたりで疲れますよね。
 
それに対して、お互いが共通の認識を持って双方的に理解し合っているのが納得。
一方的な押し付けはなく、お互いが前向きなイメージを持っている状態です。
 

納得=他人ごとが自分ごとになること

では、説得が納得へと変わらないのは何故でしょうか?
 
それは、相手が「当事者意識」を感じないから。
 
逆をいえば、他人の話でも当事者意識が芽生えれば、つまり自分の事として捉えたなら、そこには納得が生まれます。
 
ここでコミュニケーションツールとしての文章を考えてみると、
人に読まれる文章は、すなわち書いた内容が読み手にとって「自分ごと」になる文章です。
 
SNSでひたすら語りをするのも楽しいけど、
読んだ人が自分ごとだと感じなければ反応も返ってきません。
 
そして、反応がないと後から虚しくなります。こんな経験をしたのは僕だけではないはず。
 
 
納得を得られる文章、自分の経験を他人ごとで終わらせない文章を書くには、
読み手に対して問いを投げかけたり、事前に先回りをして読み手のツッコミを誘ったり。
読み手の想像力を高め、当事者意識を持ってもらうための仕掛けを考えてみましょう。
 
読み手が納得した文章は、自然と多くの人にシェアされるはずです。
 

納得をどんどんシェアしよう

文章を書くことを専門としていなくても、SNS社会に生きる僕たちは、そのほとんどが書き手になる時代を生きています。
 
個人の考えや経験をシェアしてもらうために必要なのは、一方的な説得ではなく、双方的で循環的な納得の連鎖。
 
そういえば、ジョジョの奇妙な冒険にも「納得は全てに優先するぜッ!!」という名言がありましたね。
 
納得をシェアすることで、一個人の考えや感情がより太く、より深くなることを僕は望んでいます。
そしてそのために、より良い文章を極めていきたいと思います。
 

コミュニケーションツールとしての文章を学びたいという方にオススメの本です。
540円ととてもリーズナブルで読みやすいです。
 
他の本も読みたい方は、対象のKindle書籍(10万冊以上)が月980円で読み放題「Kindle Unlimited」がオススメです。