Sugar(@Sugarrrrrrrock)です。
今年も本格的なフェスシーズンが始まろうとしてますね。行く日も来る日もフェスに関するニュースが沢山流れ込んできます。
GWにフェスの余韻に浸っている方、夏フェスの計画をし始めている方も多くいらっしゃると思います。
JAPAN JAMとVIVA LA ROCKを徹底比較。GWはフェスへ行こう! – SUGAROCK-FESTIVAL
僕も僕でこちらで取り上げたGWの2大フェス「JAPAN JAM」と「VIVA LA ROCK」にそれぞれ1日ずつ行ってきました。
アーティストのライブの模様はライブレポートに細かく書きましたが、今回はさらに広い視点で、フェス全体としてどうだったのかを振り返ってみました。
改めて比べてみると思ってた以上に異なる点が見えてきました。
それぞれにメリットとデメリットもあったので、来年以降の同フェス、これから開催されるフェスに向けて何か気づきを得て頂けるように比較考察していきます!
目次
安全、快適を追求して会場移転を成功させたJAPAN JAM
メリット
まずは今年から会場が変更となったJAPAN JAMから。
ROCK IN JAPANやCOUNTDOWN JAPANと同じくロッキンオンが主催しているため、「誰でも安全に楽しめるフェス」のイメージはそのままに、今回は特に快適さ、会場の利便性が他のフェスと比べてもかなり良い印象を受けました。
その1番の要因はステージ間の圧倒的な近さ。
今回計3ステージでの開催でしたが、各ステージ間の移動はほんの2~3分。
普通なら5~10分はかかるし、このステージ移動も少なくとも来場者を悩ませる1つの要素なので、移動にストレスを全く感じないのは凄いと感じました。
そして、この徒歩2~3分という距離感に3万人規模のステージが3つ並ぶのはかなり画期的でしたね。
会場までのアクセスも良好で、利便性がモノをいういわゆる都市型フェスの新たな形を提示しました。
今年のタイムテーブルなら11時半にスタートしてから21時前まで、休みなく動けば最大12組のステージをフルセットで観ることが出来ました。
他のフェスに比べてもどこかしらのステージにいるという事が圧倒的に多いので、
あまり知らないアーティストでもお試し感覚で気軽に観れたり、否が応でも音が聴こえてくるので、
お客さんにとって新たなアーティストとの出会いの場にもなったのではないでしょうか。
巨大なステージが丸々埋まらないくらいの動員数だったのも良かったですね。ステージ前方でもかなり安全に観れたのも好印象です。
デメリット
ただ課題が無いというわけではありません。会場を変更して最初の年だったので無いわけないですけどね。
このフェスの1番の課題は、海沿いの会場ということもあって風の影響が大きいことです。
僕が参加した日は1日通して強風とそれに伴う砂埃に悩まされました。時には目を開くの困難になるほどでしたし、全身に砂がかなりつきましたね。ステージ上でもほぼ全てのアーティストがこのことに言及してました(笑)
地面が砂のステージでは転換中に放水するなどの対策がとられていましたが一時的なものでした。
運営側からしてもこの問題はおそらく想定外だったようです。ただそこは天下のロッキンオン様ですから、来年にはしっかりした解決策が取られるでしょう。
あとはステージと飲食ブースが多少離れているのも気になりましたたが、快適なステージ移動に特化してるから仕方ないでしょう。
僕のようにとにかくライブを観たいという方には最高の環境でした。
総じて今回の会場変更は大成功なはず。来年も是非参加したいところです。
ライブの熱気をダイレクトに表現出来る場所を目指すVIVA LA ROCK
メリット
続いてさいたまスーパーアリーナで4年目の開催と鳴ったVIVA LA ROCK。
VIVA LA ROCKはライブの熱気をダイレクトに表現出来る空間が作られていたのが良かったと思います。
キャパシティの違う3ステージの位置づけも良かったですし、最近は何かと規制が多いモッシュ・ダイブと行った危険行為も自己責任で容認されていたのも、来場者からも出演アーティストからも共感を得られていたと感じました。
詳しくは主催者である音楽誌MUSICAの編集長有泉さんの文章も是非読んで頂ければと。個人的には共感出来る内容で良かったです。
有泉 智子 – この投稿は、私のTwitterのほうにいただいた、「巨大サークル写真をRTしてらっしゃいましたが、主催… | Facebook
あとはメインステージではフェスだけど椅子ありのスタンド席からゆっくりライブを観れるというのはこのフェスならではですね。
ステージはもちろんですが大規模な会場でのスタンディングエリアを俯瞰で観れるのもなかなか珍しい体験だと思います。
デメリット
メリットはデメリットにもなりうるということで、上に書いた通りVIVA LA ROCKはモッシュ・ダイブが起こるフェスです。
これに関してはやはり嫌がる方もいると思うので、その方には上のJAPAN JAMの方がオススメだったかもしれません。
JAPAN JAMやロッキンオン主催のフェスによく参加されている方や普段モッシュダイブが無いライブを観ている方に対して、VIVA LA ROCKは危険行為が起こりうるということを予め理解してもらうことも必要だと感じました。
そして過去の開催に続いて今年も導線の面では課題が残った模様。
まぁこれは屋内会場で通路のスペースも限られているため劇的に改善することも難しいと思うので仕方ない部分もあると思います。
もともとタイムテーブルは詰まっているので、ステージを移動する際には移動前後のアーティストは一部観れなくなるのは他のフェスでも同様な部分はあります。
混雑を予測した上で前もって移動すれば多くのアーティストを観ることが出来ます。
まとめ:それぞれの利点欠点を理解した上でフェスに行くことが重要!
今回は同じ時期でしかも割と近接した場所でフェスが行われたということで、
両方のフェスに参加してみて感じたことをまとめてみました。
どちらも素晴らしいイベントであることは間違いなかったのですが、こうして比べてみるとかなり相違点がありましたね。
片方にあって片方には無いメリットデメリットがあり、1人ひとりがフェスに求めることによってフェスを選ぶことでより楽しむことが出来るのだと感じました。
今回フェスの特徴として取り上げた要素は、これから開催される夏フェスなど、他のフェスにも当てはめていって、より多くのフェスの特徴を網羅していきたいと思います!
まぁ僕にとってフェスを選ぶ1番の基準は出演アーティストですけどね(笑)
[ライブレポート] 5/6 JAPAN JAM 2017 3日目 – SUGAROCK-FESTIVAL