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ハイスタ世代とは程遠い僕が「THE GIFT」を手に取った

この日をずっとずっと待ちわびて来た人
こんなことが実現するとは夢にも思っていなかった人
それでもこの日が来るのを望み続けた人
 
そんな思いが雰囲気から伝わって来るような方々で火曜日のCDショップは普段に増して活気に溢れていた。
その目的はもちろん、Hi-STANDARDのニューアルバム「THE GIFT」
あの「MAKING THE ROAD」以来、なんと18年ぶりのフルアルバム。
この年月をずっと待ち続けて来た当時からのファンの方はどんな想いでこのCDを手にして聴くのか、僕の想像力では到底及ばないだろう。
なんせ僕は18年前はまだ幼稚園児で、音楽なんてNHKの教育テレビでしか触れていなかったと思う。
それから数年経ってヒットチャートのJPOPを聴くようになって、ロックバンドに出会ったのは中2の時。
僕が実際ハイスタの存在をしっかり知るようになったのは、2年前の夏の話、
健さんがKen BandとしてMステに出るというニュースがきっかけだ。
邦楽ロックにどっぷりハマってからもなお、こんな伝説的なバンドの存在を知らずにしばらく過ごしていたのは今となってはとても恥ずかしい。
ただそれからもハイスタ然りパンクロックは今に至るまで決して僕のど真ん中で鳴っている音楽ではなかった。
好きなパンクバンドはいくつかいるけど、特別ジャンルとして「パンクロックが好きです!」と言える感じでもない。
曲は速くて激しくてカッコ良いけど、雰囲気とか、考えとか、そういうものを前にして深く踏み込むことが出来ていないからだと思う。
でも、1年前の無告知でのシングルリリースから「AIR JAM」の開催、そして今回のアルバムリリースまで、Hi-STANDARDがロックシーン全体に巻き起こすムーブメント、巻き込まれる人達の胸の高鳴りに引き寄せられて、今回「THE GIFT」を手に取った。
これまでのようにCDを買って聴く時とはまるで違った感覚だった。
決して何かに誰かにつられて、という受け身な姿勢でもない。
この1年間で起こった熱気と活気に自然と背中を押されたんじゃないかな。
そして実際CDを聴いて、今も聴きながらこの文章を書いている。
これまで書いてきた、世代とか、ジャンル云々とか、もう全く関係なかった。
音楽の力で全てを超越して1つになれる。ということが1曲目からものすごい勢いで伝わってきた。
「これだ!!」って思った。音のパワーと言葉のパワー、それらが聴いてる人それぞれにポジティブに働きかけて、聴き手自身がそこから夢、目標に始まり無限の可能性を見出す。
特に1曲目と表題曲の2曲目のメッセージ、音楽との最高の関わり方に気づかされた瞬間だった。
僕はこうしてブログを書いて少なからずインターネット上で何かを発信する立場だ。
だけどただそれを鵜呑みにしてもらいたいんじゃなくて、読んでくれた人の頭なり心なり、何かを動かしたいと思っている。
僕がブログというギフトを贈る。ただそれは一方的な贈り物じゃない。
読んでくれた方自身の中でギフトを見出して、今度はそれをまた誰かに贈って欲しい。
音楽を通じて人の何かが変わるきっかけを僕は与えられたらとても嬉しいです。
・・・・・
はい、無理して上手いこと言おうとしました(笑)
まぁそのためにはそんな状況になり得るものを僕が作らないことには始まらないから、今はこれからより一層頑張りますとしか言えません。頑張ります!
当初はゴリゴリのCDレビュー書くつもりだったんですけど、気がついたら変に気持ちが込もった文章になっちゃいました。
また発売日以降に曲の感想も書こうと思います。フラゲ日に事細かく書くのもどうなんかなーって。
まぁ要は、、、アルバム最高だったってことですよ!まだまだ全然間に合うんで、まずはCDショップでハイスタフィーバーの雰囲気だけでも感じて頂きたいです!