Sugar(@Sugarrrrrrrock)です。
今回は7/14に豊洲PITで開催された「from HERE Vol.2」のライブレポートを書きました。
このイベントは音楽、特にロックバンドに焦点を当てたファッション・カルチャーマガジン「HEREmug」の主催ライブの第2弾。
今回のラインナップは出演順に、
SHANK
dustbox
Nothing’s Carved In Stone
04 Limited Sazabys
と、前回に引き続きかなり攻撃的なメンツが揃いました。
が、平日だったこともあってか広い豊洲PITのフロアはかなり余裕がありました。
少なく見積もってキャパの半分、多くて2000人くらいだったのではないのでしょうか。
それでも会場に来れなかった方を後悔させるぐらいの白熱のライブが繰り広げられました!
ライブレポート
SHANK
この日のトップバッターは長崎からはるばるやって来たSHANK!
将平さんは謎の白い棒状のものを持ってステージに登場しましたがそれは後ほど…
最新アルバムの1曲目「Surface」を歌い上げイベントの開会を高らかに宣言すると、
鉄板チューン「Cigar Store」からフロントエリアは一瞬にしてモッシュダイブの嵐に。
続く「Life is…」はこれぞSHANKといったスカチューンでフロアを踊らせ、
「Good Night Darling」で再び大量のクラウドサーフが巻き起こりました。
本場のメロディックバンドのライブハウスの熱気を観ているだけで胸が高鳴りますね。
気になっていた仕込み道具で自分のベースを掃除し出した将平さん、
「船○は私を裏切りました!!」
と今話題の出来事をオマージュしたMCで爆笑を誘いました(笑)
「浮気したアイツに向けて、そういう曲です」と半ば無理やり曲名と紐付けて「Take Me Back」を披露。
更に「Hope」「620」と曲調もバリエーション豊かに攻撃的なナンバーを連発。
続いて「良い天気になりますように」と「Weather is Beautiful」を歌い出すとフロアからは更なる大歓声が響きました。
「今のところ松居棒の宣伝しかしてないけど(笑)、呼んでくれてありがとうございます。◯っ◯◯を想像しながら歌います。」
と披露された初期曲「My sweet universe」から終盤戦。
スイートユニバースってそういうことだったんすか(笑)
そして「Love and Hate」「Set the fire」と代表曲を最後に畳みかけフロアをもうひと暴れさせて堂々フィニッシュ。
30分ぴったりで11曲というスピード感は相変わらず、初めてライブハウスで観たSHANKはこれまでに増してカッコ良かったです。
是非とも今度のツアーファイナルにも足を運びたいと思いました。
dustbox
続いては半年ぶりで個人的には2回目となったdustbox!
今年リリースしたアルバムの1曲目「1000Miracles」をSEに登場すると、挨拶代わりにはパンチが強すぎる「Right Now」「Not Over」「Try My Luck」を連発!
SHANKのライブは準備運動てあったかのようにフロントエリアはモッシュダイブで更に激しく盛り上がっていました。
「豊洲PITの天井突き破って、行けるとこまで行こうぜ」とSUGAさんが叫んだ「Spacewalk」を経て、イントロで大歓声が起きた「Riot」でより一層フロアが激しく揺れました。
「豊洲PITでやるのは初めてですごい大きいハコなので緊張…してません!!」
とJOJIさんが改めて意気込むと最新アルバムから「Dive」を披露。
続けて「初めて観た人に、後ろで観てる奴らにスゴイの見せてやれよ!」と「Hurdle Race」でフロアの左右に巨大なサークルモッシュを巻き起こしました。
そしてラスト「Tomorrow」で盛大に締めくくったかと思いましたが、、、
「今日のフロアは煽れば煽るほど来るなぁ!こういう日に特別な曲を!」
とJOJIさんがベースをおろしてマイクを持ち、ステージにスペシャルゲストの松居棒さん(笑)を呼び込んで「Neo Chavez 400」を披露!
終盤には同じくSHANKから兵太さんも登場し
「◯◯◯◯◯1◯◯ml男 佐藤穣二と松崎は戦うぞ!!」
と書かれた紙を持ってフロアにダイブ!
持ち時間の少ないイベントで突き抜けたライブを観せてくれたdustboxとSHANK、
この前半2組だけでも十分過ぎるぐらい激アツでした。
Nothing’s Carved In Stone
前半2組で十分お腹いっぱいの中で3組目に登場したのはNothing’s Carved In Stone!
他の3組とはジャンルが違うようにも感じましたが、先日の京都大作戦など、こうしたパンク系のイベントにも呼ばれることもよくありますよね。
ライブは最新アルバムのリードトラック「Like a Shooting Star」からスタート。
フェスでも何度か観ていますが、やはり夜のライブハウスが映える曲ですね。
ラスサビのオニィがバスドラ踏みながら煽っていたのが画になってました。
そして2曲目で早くも「November 15th」へ。
他のバンドに負けじとアッパーかつ盤石なバンドサウンドでフロアを熱く染め上げました。
「気づいたらすごいメロディックハードコアな、めっちゃスピード速いバンドが揃ってて、あれ、いつの間にかアウェー?そんなバナナ(笑) でもそんなものに流されず俺ららしくやっていきます!」
というMCから拓さんがハンドマイクでステージを馳け廻る「In Future」へ。
更に最新アルバムから意外だった「Our Morn」でフロアを揺らしていきました。
アルバムの中で1番好きな曲なのでまさか聴けるとは思わなかったので嬉しかったですね。
そしてラストはおなじみ鉄板キラーチューン「Out of Control」からの「Spirit Inspiration」を連打!
このメロディックなラインナップの中でもNCISらしさを貫いた30分間、
今日に限らずどんなラインナップでも独自のオーラを放ち、圧倒的なライブが出来るバンドはなかなかいないだろうと改めて感じました。
にしてもこの日はさすがに「Isolation」あたりの激しい曲やるかなと思ったんですけどね(笑)
04 Limited Sazabys
百戦錬磨の先輩バンドを差し置いて、この日のトリを務めたのはHEREmug最新号の表紙も飾った04 Limited Sazabys!
この日の1曲目は「Warp」か始まるちょっと意外な展開。
今年の夏はこれまでとは違った構成で各地フェス等も楽しませてくれそうな予感がしました。
続けて「climb」「escape」とおなじみのアッパーチューンを連打。
屈指のライブバンド3組のあとでもフロアは更に激しさを増していきました。
「すごい胸アツなラインナップの中でトリを任されました…が正直めっちゃイヤです(笑) SHANKはお掃除道具持ってるし、dustboxはJOJIさんがとにかくデカくて怖いし、ナッシングスなんか全員紋々入ってるし。そんな先輩方の前で最後やるのは本当嫌なんですけど、しっかり噛み付いていきたいと思います!」
とトリへの意気込みを語り、「この日の最高点を迎える瞬間です!」という曲フリで4曲目に満を持して「monolith」を投下!
次の「fiction」では間奏で巨大なモッシュピットが出現し、さらに金曜夜というロケーションがぴったりな「mahoroba」と続いていきました。
「今回初めて雑誌の表紙に載せてもらいました。やっぱり初めてっていつでも特別で、僕たちも誰かがライブやカルチャーに興味を持つきっかけになりたい。」
と今回のイベントの趣旨に対してごもっともなメッセージを語ったGENさん。
「そもそもdustboxやナッシングスが前にやっていたバンド(=ELLEGARDEN)とかに憧れてバンド始めてこうして同じステージのトリでやらせてもらってます。そろそろ僕らに憧れて始めたバンドと同じステージでライブやれる日も近いんじゃないかな。お客さんの中にもバンドやってる人いるんじゃないんですか?是非ステージ上でお会いしましょう!」
とステージでの再会を誓った「Terminal」からの最後は「swim」で本編は終了。
アンコールで再びステージに戻ってくると、
「今日初めてライブハウスに来た人もいるかもしれないし、さっきも言ったけど、僕らを何かのきっかけにして欲しい。好きなものに囲まれて、嫌なことは全て忘れて楽しんでください!最後に1番強い曲やります!」
と繰り出されたのは、冒頭カットで本サビから始まった「Buster call」!!
ここしばらくの間ずっとライブハウスでこの曲を待ち望んでいました。
念願ついに叶って言葉通り最強に盛り上がって盛大にイベントの幕を下ろしました。
感想
フェスでは先月のミリオンロック等で経験済みですが、
これだけ激しいラインナップのイベントをライブハウスで目撃するのは初めてでした。
今回の4組いずれもライブ自体は初めてではありませんでしたが、フェスと違って1つのステージで一緒にバチバチやり合うのがライブハウスの醍醐味ですね。
やはりステージからもフロアからも熱量がより一層ダイレクトに伝わって来て最高でした。
あとは予想はついてたもののフォーリミがトリをやったのが良かったですね。
前を担った先輩たちの血もしっかり引き継いで、今では自身のフェスでそれを次の世代や様々なジャンルのバンドに引き継ごうとしている、
まさにロックシーンのきっかけとしてこれから更に存在感が増していくんだろうなと思いました。
そもそもSHANKなんかは完全にフォーリミがきっかけでハマったバンドですからね。
好きなバンドがきっかけでいろんなジャンルの音楽を楽しめるようになる、そんな広がりを今後より大きいものにしていきたいです。