Sugar(@Sugarrrrrrrock)です。以前よりかは大人しくライブを観るようになったので疲れを翌日に持ち越す度合いが少なくなりました。
まぁだからと言ってこの時期は早起き出来る訳ではないですが(笑)
今回は先日行ってきたZepp TokyoでのTHE ORAL CIGARETTESのワンマンライブのライブレポートです。
雪もちらついた真冬のこの日に反して熱狂的に盛り上がった模様を書いていきますよー!
ライブレポート
最高気温1桁台の極寒(東京人にとってはですが)であるにもかかわらず、ディッキーズのハーフパンツ姿のキッズで溢れていたZepp Tokyo。
この日のライブはバンド主催のものではなくタワーレコード主催で今回が初開催だったライブイベントでした。
会場内外には来月リリースのアルバムの試聴機が多数用意されていたり、コラボポスターが貼られていました。
かなり終盤で整理番号が呼ばれ、中に入るとコインロッカーを預ける人の大行列が。
最悪荷物預けられないんじゃないか、、、と思いましたが意外と奥の方は空いていました。Zepp Tokyoはロッカーで困ることはなさそうです。
フロアに入った時には既に開演5分前、チケットはもちろんソールドアウトだったので前方はかなりの人で溢れていました。
もう一歩お詰め下さいというスタッフさんの誘導もあって前方ブロックを確保したところで会場が暗転。
「一本打って!」とフェスでもお馴染みの前口上から壮大なSEに合わせてメンバーが登場。
「2017年オーラル初ワンマン、お前ら全力でかかってこい!」とハンドマイクで拓也さんが躍動する「CATCH ME」からスタート。
続く「カンタンナコト」でフロアを大きく揺らし、イントロのアレンジが加わった「起死回生STORY」、
ワンマンでは定番の「GET BACK」と早くもキラーチューン祭りの様相を見せ、Zepp Tokyoが早くも外気の寒さを吹き飛ばす大熱狂に包まれました。
ただこの日はタワーレコード主催イベントということで、「YouTubeやフェスじゃなくて、CDを手に入れてこうしてライブに遊びに来てくれてるという方々には普段やらないカップリング曲、アルバム曲も沢山やりたいと思います」と、ここから後半戦まではレア曲が続いていきます。
耳だけじゃなく心で音を聴いて欲しいというジェスチャーを見せた拓也さんがハンドマイクで歌ったのは1stアルバムの「リメイクセンス」
オーラルのミドルテンポの曲をライブで観るのも初めてでした。
そして「マナーモード」「嫌い」 と音楽性の幅を感じさせる曲が続きます。
歌の内容も深いですし、リスナーの感性を揺さぶるような曲が多いですよね。
さらに「5150」のカップリングから「ミステイル」、イントロで大きな歓声が上がった「起死回生STORY」のカップリング「出会い街」と続いた中盤戦。明らかに普段に比べて手の入ったセットリストで早くも満足でした。
この日初めての長いMCでは、昨年メンバー同士で暮らしていたオーラル邸から離れて1人暮らしを始めた話(まさやんは奈良公園で暮らしてるらしいです笑)、
拓也さんの家の近くのお蕎麦屋さんの味噌煮込みうどんがめちゃくちゃ美味しい話、
そのお蕎麦屋さんでえび天そばを頼んだら上にエビフライが載ってた話(笑)
とワンマンらしいゆる〜いトークタイムで会場を和ませ、やはりライブハウスでのフロアとステージの距離感にお互い居心地の良さを感じていました。
ただ今年は武道館も控え、バンドとしてもさらに大きくなっていくことを宣言し、物理的なステージとの距離は遠くなっても心の距離は今まで通りでいたいと語った拓也さん。
そんな想いを込めて歌われたのは名曲「エイミー」
バンドの状態が上がってきた今この曲を聴けたのはとても嬉しかったです。
続いて1stアルバムからミディアムバラード「透明な雨宿り」を披露。
新アルバムに収録される「不透明な雪化粧」という曲は明らかにこの曲を意識しているでしょうからそれを見越しての選曲だと思いました。
2ndアルバムの「STAY ONE」から後半戦に突入し、「STARGET」「気づけよBaby」とお馴染みの曲で再びフロアを盛り上げていきました。
続くMCでは新アルバムのタイトル「UNOFFICIAL」に込められた意味を語ってくれました。
ざっくり言うと世間一般でいうところの「常識=OFFICIAL」に捉われるなということだと思います。
当たり前のことを当たり前と思わないとか、みんなが良いって言ってるからそのバンドを聴いてる(オーラルも含めて)とか、物事の価値は自分で判断しろということがこのタイトルには込められています。
そんな想いが沢山詰まっている先行シングル「DIP-BAP」は今まで以上に歌が心に響いてきました。
そのまま「狂乱 Hey Kids!!」「5150」を畳み掛けフロアはこの日最高潮の盛り上がりに達しました。
「最後に今のオーラルだから歌える曲をやって帰ります」と披露されたのは新アルバムから「リコリス」
オーラルらしいダークな雰囲気も含みつつ、バンドが今後成長していく前向きな姿勢も感じられる曲です。
本編ラストを新曲で締めるあたりもバンドの現状に相当自信があるのだと感じました。
アンコールはお馴染みのまさやんショッピングのコーナー。
この日はタワレコの店員さんの姿でした(笑)
その後はシゲさんの長めのトークゾーンがあり再びゆる〜い雰囲気に包まれたZepp Tokyo。
アンコールは「mist…」 でラスサビの大合唱が盛大に響き渡り、
最後はハッピーなムードがいっぱいに広がったフロアに「LIPS」を届けて2017年の初ワンマンライブは幕を閉じました。
まとめ
僕はこの日がオーラル初ワンマンだったのですが、定番曲からレア曲まで贅沢なセットリストのライブで、本当に良い体験が出来ました。
後はMCでも話してくれましたが、アルバムリリースと武道館を控えた上でこのバンドの目指す方向と大切にしている考えがとても伝わってきました。
ステージとフロアの距離感の近さもオーラルならではのものを感じました。
この距離感のままもっと大きいステージに僕たちを連れて行って欲しいですね。
オーラルがずっと謳っている「番狂わせ」がいよいよ巻き起こる予感がする2017年、その最高のスタートを切ったワンマンライブでした。