Sugar(@Sugarrrrrrrock)です。
今回はこちらをレビューさせて下さい!
11/30にリリースされたASIAN KUNG-FU GENERATIONの2ndアルバム「ソルファ」の再レコーディング盤でございます。
この再レコーディングはバンド結成20周年を記念して行われたもの。
その20年という長いキャリアの中でアジカンの代名詞といえるのがこのアルバムです。
ちなみに元の「ソルファ」がリリースされたのは2004年
当時僕はまだ小学生だったしその時は学校中でオレンジレンジが大流行してたんでアジカンの存在はこれっぽっちも知らなかったわけです。
僕が初めて聴いたのは「マジックディスク」の頃でした。
このように今に至るまで時期や年代を問わず多くのリスナーの耳に焼き付いているであろうこのアルバムが再び今の音楽として文字通り「リライト」されたのです。
これで初めてアジカンを聴くって方にはもちろん新鮮に聴こえるでしょうし、
10年来のファンの方にとっても今のアジカンの音楽として受け入れられることでしょう。
感想とレビュー
まずはアルバムの2曲目に収録されておりますご存知アジカンの代表曲で是非聴き比べて頂ければと思います。
youtu.be
いかがでしょう。僕みたいな素人でもハッキリ違いがわかりますから音楽やってる方は沢山気づく点があるのではないでしょうか。
ゴッチの歌も含めて全体的に音のまとまりがまず感じられるのではないでしょうか。
ギターは前よりかなり抑えめな気がします。
これはアルバム全ての曲に言えますね。
「リライト」は元々かなり感情的な要素が前面に出た歌と演奏でしたが、
再録バージョンは音の要素だけで強弱をつけてしっかり聴かせるような感じです。
ラスサビまでの持っていき方にいろいろなギミックが仕掛けられていて面白いです。
他に注目すべき点があるとすれば、
元々アルバムのラストに収録されていた「ループ&ループ」が3曲目に収録されています。
ゴッチ曰く元々今回の曲順が良かったらしいのですが、
「リライト」「君の街まで」と合わせてシングルが3曲続くのはどうなのかということでラストにしたそうです。
そして代わりに今回のラストを飾る「海岸通り」はストリングス隊によるアレンジが加わっています。
そうはいっても何か壮大に仕上がっているわけでもなく、原曲の切なげなイメージをしっかり残して少しアレンジしましたって感じでした。とても良い仕上がりです。
もちろん他の曲も12年間で培われた技術的な部分がアレンジに活かされまくってます。
昨日ライブに行って気づいたのですが、これは近年サポートとしてライブに参加しているthe chef cooks meのシモリョーさんの貢献度合いだと思いました。
ギターベースドラムだけに捉われない今のアジカンが表現したい音楽としてアップデートされているので、半分新曲だと思って良いです。
それだけの期待感を持って聴いて欲しいですね。
時代を超えて愛される1枚
最初にも書きましたがこの再レコーディング盤はバンドの結成20周年を記念して行われたものです。
しかしその中身は記念なんて言葉では片付けられない。
今のアジカンの最高傑作として制作されたはずです。
これは聴いて頂ければすぐにわかると思います。
彼らはこれからもシーンのトップで音楽を鳴らしてくれると期待させてくれるアルバムでした。
僕個人的には「振動覚」「リライト」のような衝動感が先に来る曲は原曲の方が好みです。
再レコーディングの中で気に入ったのが「君の街まで」と「ラストシーン」から「Re:Re:」までの3曲です。
みなさんも是非手に入れて聴き比べてみるなり新曲として聴くなりしてみて下さいね!
ASIAN KUNG-FU GENERATION 「ソルファ」
1. 振動覚
2. リライト
3. ループ&ループ
4. 君の街まで
5. マイワールド
6. 夜の向こう
7. ラストシーン
8. サイレン
9. Re:Re:
10. 24時
11. 真夜中と真昼の夢
12. 海岸通り
個人的オススメ曲: 4 7 8 9 12