Sugar(@Sugarrrrrrrock)です。
昨日まで幕張メッセで開催された「SKULLSHIT 20th ANNIVERSARY 骸骨祭り2016」は多くのファンと出演者からの祝福を受けて大成功に終わりました。
イベントの概要を説明するとSKULLSHITというアパレルブランドが主催した音楽・お笑い・格闘技を中心としたフェス形式のイベントです。
僕はもちろん音楽目当てに2日間楽しんできました。
この記事では1日目の模様をレポートでお送りしたいと思います!
ライブレポート
朝から会場に入り物販等を済ませてメインのBLACK STAGEに向かうと、
オープニングイベントの前節でレイザーラモンRGが「ストレイテナーあるある」を歌って盛大にスベっていました(笑)
その後、SKULLSHIT代表の大滝さんとスペシャルゲストとして登場したゴールデンぼんばーの鬼龍院さんが2日間に渡る骸骨祭りの幕開けを宣言。
そのトップバッターに抜擢されたのはdustboxでした。
SKULLSHITに向けた祝砲のごとく朝から3ピースのメロコアサウンドを投下しまくりました。
このイベントはラウド・パンク系のバンドが多く出演するため、ステージ前方は常にモッシュダイブで盛り上がりました。
グッドモーニングアメリカ
BLACK STAGEの2番手として登場したのは先月大型フェスを主催したグッドモーニングアメリカ!
ラウド・パンクバンドが多いこのイベントを意識したのか、「空ばかり見ていた」や「言葉にならない」のようなパンク畑で成長してきたインディーズ時代の曲が際立つセットリストでした。
来週リリースされるアルバムのタイトル曲「鉛色のスターゲイザー」は闇も光も歌う金廣さん節が活きてる曲でした。今までの曲でいうと「inトーキョーシティ」に近い感じ。
そしてラスト「未来へのスパイラル」で会場全体の大合唱!
幸一さんもMCで話していましたが、主催フェスの開催以前から「あっ、良い音楽ここにあります。」をはじめとした自主企画を精力的に行ってきたグドモだからこそ、今回の主催者SKULLSHITへの感謝の思い、大きなイベントを完成させるまでの苦労を真に受けてライブをしていたことが伝わってきました。
KEYTALK
グドモに続きBLACK STAGE3番手に登場したのはKEYTALK!
サウンドチェック中から裏でヤバイTシャツ屋さんと被っていることを気にしていたが「俺もヤバT観たかったなー」と笑い飛ばせるくらいの余裕があるのが今のKEYTALK。
僕個人的にはリハの「OSAKA SUNTAN」が1番嬉しかったです(笑)
ヤバTに流れなかったファンへのご褒美だと解釈しています(笑)
会場を「祭り」と「ダンス」天国に染め上げるのが自他共に認めるバンドの使命。
ラストの「MONSTER DANCE」では普段KEYTALKに馴染みのなさそうな人も皆踊りまくってました。
メジャーデビューから3年経っても軸が全くブレないのがこのバンド1番の強みだと改めて認識させてくれました。
とりあえず次の骸骨祭りの時には巨匠にプロレス出てもらいましょう(笑)
ストレイテナー
続いてBLACK STAGEに登場したのは先月アルバムツアーを完走したストレイテナー!
骸骨祭りにちなんで「1番骸骨っぽい曲やります!幕張メッセのバーサーカーに捧ぐ!」とシンペイさんのフリで披露された「BERSERKER TUNE」や
ホリエさんの「20年続けてこうしたイベントが開催されたのも1日1日の積み重ねがあったから、そういうことを歌った曲」というMCから披露された「DAY TO DAY」など、SKLLSHITへの祝福の思いを反映させたセットリストはとても感動的でした。
加えてテナーも今年で18年ということで長いキャリアを感じさせる場面も多くありました。
1曲目の「DISCOGRAPHY」は今年から新たなアレンジを加えたダンスチューンに生まれ変わり、最新曲を挟んでラストの「Melodic Storm」「TRAIN」はキャリアの華々しさを象徴するキラーチューンとして大きな盛り上がりを見せました。
まだまだ歩みを止めないテナーの未来、再来年の節目の20周年に期待を持たせてくれるライブでした。
テナーの後はSKULLSHITと同じく20周年アニバーサリー中のACIDMAN、ステージ転換中のサンシャイン池崎(笑)、RED STAGEのSUPER BEAVER、その裏で行われていたRIZEを観ながら飲み食いしたりしてました。
Nothing’s Carved In Stone
オープニングの前節に引き続きレイザーラモンRGがスベり笑いを起こした後にBLACK STAGEに登場したのは新アルバムのリリースを目前に控えるNothing’s Carved In Stone!
1曲目いきなりの「Out of Control」で会場を揺らすと続けて「In Future」「November 15th」と新旧織り交ぜた展開に。
もちろんNCISからもこの日に対する思いはバッチリ伝わってきました。
「Milestone」からはこのイベントの記念碑にという意図が感じられ、
SKULLSHITのアニバーサリーに花を咲かそう」と拓さんが呼びかけた「きらめきの花」ではあたり一面がハンドウェーブに包まれました。
ラストはバンドを結成して最初に作った曲「Isolation」で大量のクラウドサーフを巻き起こす圧巻のライブでした。
来年のアルバムツアーに弾みをつけるライブバンドの真骨頂を観ることが出来ました。
MAN WITH A MISSION
BLACK STAGEのトリ前を飾ったのは先日アリーナ追加公演を終えたばかりのMAN WITH A MISSION!
この日はツアーで魅せたアルバムの世界観は一切ナシ、いきなりの「Emotions」「database」で会場は大熱狂の渦と化しました。
この日配信リリースされた新曲「Hey Now」はありそうでなかったMWAMの新たな一面を見せてくれる新機軸のサウンド。
そして大定番「FLY AGAIN」、ラストの「Raise your flag」までとにかく攻めに攻めたセットリストでした。
メディアから災害支援まで様々な場所で精力的に活動し、ライブでもあの手この手で1つのエンターテイメントを演出してくれるMWAM、
音楽・プロレス・お笑いの文化をミックスした総合エンターテイメントであるこの日の骸骨祭りから感じる思いはとても強かったでしょう。
これからもオオカミ達が仕掛けるエンターテイメントに期待したくなるライブでした。
MONOEYES
骸骨祭り1日目のトリはSKULLSHITとの親交が特に深い細美さん率いるMONOEYES!
おなじみスターウォーズのテーマをSEにステージに登場するや否や最新EPの「Moth To Flame」からスタート。
スコットがメインボーカルの曲から始まるあたりから、今回っているツアーの熱量がそのまま感じられました。
「日頃の悩みとか鬱憤は全部ぶつけてこい。お互い気持ちを交わすとかは出来ねえけど喧嘩相手にはなってやるよ」という個人的にこの日1番カッコ良い細美さんのMCからなだれこんだ「When I Was A King」ではモッシュダイブの嵐に。
初めてCDをリリースしてからおよそ1年半、MONOEYESの曲はどれも会場全体で共有されるアンセムとして鳴り響いていました。
「SKULLSHITはパンクとアパレルとストリートが1つのカルチャーだった時の生き残り」と説明し、これまでのSKULLSHITとの親密な関係を話した細美さん。
最新曲「Get Up」はこれからもこのカルチャーによるムーブメントを起こしていこうというメッセージにも感じました。
ステージ袖ではthe HIATUSのmasasucksさんとMEANING(ELLEGARDEN)の高田さんも見守っていた中、アンコールは最後でっかいサークルで盛り上がってくれと「End Of The Story」を披露し骸骨祭りの1日目は幕を閉じました。
まとめ
SKULLSHITが出演アーティストに込めた思い、アーティストのSKULLSHITに対する祝福と感謝の思いが2日間通してストレートに伝わってくるとても良いイベントでした。
そして、以前記事にも書きましたが、なんといってもこの日はELLEGARDENのメンバーが全員揃ったということが注目されました。
結論を言うとこの日細美さんがエルレの話に触れることはありませんでした。
一方で高田さんはDJブースで「スターフィッシュ」を演奏したことが話題になりました。
僕はこの日の復活はないとわかっていながらもわずかな期待を抱いてましたが、
結局は4人全員がやりたいタイミングが復活すべき時なので、それまでまたしばらく夢を見させて頂きます。
あわよくばまた5年後に開催されるであろう骸骨祭りの時には・・・