Sugar(@Sugarrrrrrrock)です。
昨日名古屋から帰ってきました。次はトレジャーで行けたらいいなぁ。
というわけで、大熱狂&大成功のうちに幕を閉じた04 Limited Sazabys主催、YON FES 2017の模様をライブレポートとして書いていきます。
ここではあいにくの雨からスタートした4/1の1日目の模様をお送りしていきますー!
目次
ライブレポート
今年で2年目となったYON FES。個人的には今回が初参戦でした。
会場は愛・地球博が行われた愛知県のモリコロパーク。
名古屋の中心部から45分ほど離れた自然と開放感に溢れたフェスにぴったりの会場でした。
会場に到着すると初日、かつ雨ということでかなりの列が出来てました。
途中まで物販の列と一緒だったということもあり1時間ほど並びましたね。ロッキンやCDJのスムーズさは例外だということを知りました(笑)
結局チケットをリストバンドに交換してもらい会場内に入れたのは開演ギリギリ、フォーリミのメンバーによるスタート前の前説は見れませんでした。。。
そしてアーティストの呼び込みの映像が流れたタイミングでようやくメインのSKY STAGEに到着。2日間21組のアーティストによるフェスが始まります。
BLUE ENCOUNT (SKY STAGE)
今年のヨンフェスのトップバッターは昨年に続いての出演、そして翌日に札幌でのツアーを控えた中で出演してくれたBLUE ENCOUNT!
僕と同じでギリギリでステージに駆けつけるお客さんを見て、田邊さんが「走って走って!」とステージに呼び込み、「はーじめーるよー!」の合図でライブスタート。
まず「Survivor」「DAY×DAY」でフロアを踊らせると、さらに「LIVER」を畳み掛け雨で寒いSKY STAGEはヒートアップ。
「今日はどのバンドのタオルでもいいよ(笑) 後ろで場所取りしてる人はレジャーシート回して(笑)」と笑わせると、
「フォーリミが作ったライブ愛、それに応えるためにトップバッターからぶっ倒れるくらいのつもりでいけますか!」
という一言からあたり一面に大量のタオルが回り、大ジャンプがSKY STAGEを揺らしました。
「かかってこいよ!」と捲し立てて披露された「THANKS」では田邊さんが「フォーリミありがとうーーー!!」と叫び、それにフロアも大歓声で応じました。
「大人になっていろんな道を選べたと思うけど、こうして音楽を選んで、その先でフォーリミに出会えて良かった。これからもこのフェスがずっと続いていくように歌おう!」
とフェスのこれからに向けて「NEVER ENDING STORY」が最後に届けられました。
これからも続いていくであろうYON FESにこれからも不可欠な存在となるであろうブルエンの熱演で2日間の幕が開けられました。
EVERLONG (LAND STAGE)
SKY STAGEと隣り合わせにあるLAND STAGEのトップを担ったのは今回は数少ない名古屋バンドEVERLONG!
最新作の1曲目「story」からライブをスタートさせると、
「炭酸水飲み干して」のコールアンドレスポンスが響いた「群青炭酸」、
多くの人がMVの振り付けで踊った「POPダイバー」を続けて披露し広い会場を踊らせまくりました。
「フォーリミは最高にカッコ良くて、悩んでる時には手を差し伸べてくれる先輩、いや、お兄ちゃんです。今回こうしてチャンスをくれて、こんなに大きいステージに立たせてくれてありがとう!まだまだこうして夢を叶えていきます!」
と、「夢。」を披露。
最後は「ここにいる君達に向けて」歌った「ヨナギ」 で締めくくられました。
サブステージとはいえ大きな会場でも多くのお客さんを集めしっかり盛り上げたのは、バンドにとって大きな自身になったことでしょう。
昨年出演したENTHのように今回の出演をきっかけに大きく飛躍して欲しいです。
My Hair is Bad (SKY STAGE)
続いてSKY STAGEに登場したのは2年連続の出演でLAND STAGEから昇格したMy Hair is Bad!
「ドキドキさせたる!」と一瞬で熱狂に誘った「アフターアワー」、そして「告白」と最初からアッパーチューンを畳み掛けます。
椎木さんが「雨が気にならないようなライブをします!」 と意気込んで届けられた「真赤」を経て、さらに「クリサンセマム」「mendo_931」とショートチューンを連発。
続けて披露された「元彼氏として」では「幼馴染だしすぐさま休み取れるし」の部分を「最近ちょっとずつ印税入ってくるようになったし〜」と歌ったり、「まだその男と付き合ってたら随分だな!」と叫びフロアを盛り上げました。
「今日は心に触れに、掴みにきたんじゃなくて、心を突き刺しにきた。」という一言からなだれ込んだこの日の「フロムナウオン」では
「辛さは乗り越えるんじゃなくて、楽しく乗りこなしていく。そのために今を続けろ」
「ありがとうってどんなに伝えたって言葉は言葉でしかない!大事なのはその人を信じること」
と宣言通り心を突き刺すフレーズが畳みかけられると同時に、これを体現しているのがマイヘアでありフォーリミであるということが現実味を持って感じられました。
「フェスだから出し切らないとかちょっとだけ見せるとかそんなことはしない。またポリープになってもいいから今全力で音を鳴らすだけです。最後にフォーリミと全てのライブバンドに捧げます!」
とラスト「音楽家になりたくて」を披露。
ライブバンドが集結した今回の中でも特にライブのステージで今の全力を込めているのが伝わってくるのがMy Hair is Badです。
フォーリミのメンバーがステージ袖で見ている中で最高のアクトを見せてくれました。
coldrain (SKY STAGE)
雨が上がった昼過ぎにSKY STAGEに登場したのは名古屋発ラウドバンドcoldrain!
Masatoさんの「デッカいサークル見せてくれよ!」の一言からステージ中央でサークルモッシュが沸き起こった「The Revelation」から「Six Feet Under」と代表曲を惜しみなく披露。
「coldrainの前に雨が止んでしまいました」とフロアを笑わせると、
「地元名古屋でいつか俺らもフェスをやりたいと思います!この2日間で一番ラウドにヘビーにエモーショナルにやります!」と意気込みました。
「No Escape」でSKY STAGEを激しく揺らし、さらに「Fire In The Sky」「Die tomorrow」「Gone」とヘビーでラウドな曲を立て続けに投下。
ラスト「Final Destination」ではMasatoさんがフロアに降り、沢山のクラウドサーファーがそこを目掛けて飛んでいく圧巻の光景が繰り広げられました。
普段、他のフェスでは名古屋代表の名にかけてフォーリミと火花を散らしているcoldrainですが、この日はフォーリミへの感謝とリスペクトの言葉も聞くことが出来ました。
これからはまた今まで通り火花を散らしあって、ジャンルレスに名古屋のロックを盛り上げていって欲しいです。
ASIAN KUNG-FU GENERATION (SKY STAGE)
1日目の後半戦に差し掛かり、大勢のお客さんが集まったSKY STAGEに登場したのはASIAN KUNG-FU GENERATION!
最初のギターの音で大歓声が起こった1曲目「ソラニン」からじわじわとバンドサウンドが熱を帯びていくと、
満場のオイコールが響いた「Re:Re:」、ゴッチのエモーショナルな歌がこだまする「スタンダード」と盤石のロックサウンドがSKY STAGEに届けられます。
いつも通り「メガネのおじさんでごめんね(笑)」とおちゃらけて見せると、
「呼んでもらって嬉しいです。こうやってバンドの想いが大きなフェスになるのはスゴイ。これからも続いて行って欲しい」と大先輩ならではの重みのあるメッセージを発してくれました。
そしてアジカン自身もこれからも続いていくことを宣言した新曲「荒野を歩け」を披露し、
続けて満を持して鳴らされた「リライト」ではもちろんサビの大合唱が響き渡りました。
最後は「今を生きて」が雨上がりのSKY STAGEに爽やかに届けられました。
言葉数はそれほど多くなかったものの、アジカンだから伝わるメッセージがあり、確かな存在感を放っていた代表曲の数々がそのメッセージに含みをもたせていました。
次は是非アジカンの「NANO MUGEN FES」にフォーリミが出演するのを楽しみにしています。
SUPER BEAVER (SKY STAGE)
終盤を迎えたYON FES 2017の1日目、メインステージのトリ前を務めたのは昨年LAND STAGEのトリを務めたSUPER BEAVER!
「フォーリミから直々に、同世代からバトンがもらいたいと言われて、火がつかないわけがないでしょ。同世代代表SUPER BEAVER始めます!」
と「証明」からライブスタート。
盛大なシンガロングをSKY STAGEに響かせると
「アンカーへつなぐ大役、任せてください!」と勢いに乗ったまま「秘密」を披露し再びシンガロングを巻き起こしました。
「これまで同世代とか気にしたこと無かったけど、あれだけカッコ良い04 Limited Sazabysからこの時間帯を任せてもらったことに意味を感じます。」とぶーやんさんが語ったあと、最新シングル「美しい日」がSKY STAGEを揺らしました。
普段の何気ないことに幸せがあったり、楽しい日をより楽しくするために楽しくない日があるということに気づかされ、
そしてこの日のような楽しい日を一緒に共有する仲間に恵まれたバンドマンは本当に幸せ者だと思いました。
「フォーリミのみんなとはずっと一緒にいるような気がするけど、それも当たり前なんかじゃないし、本当は気を引き締めるための存在だと思ってます。人とのつながりをないがしろにしたらロックバンドは終わってしまうから」
と最後に「ありがとう」を感情いっぱいに届けたSUPER BEAVER。
ライブが終わりLAND STAGEに移動するお客さんの中には涙の跡が沢山見えました。
昨年に引き続きみんなの記憶に残る名演でアンカーのフォーリミにバトンをつなぎました。
SHANK (LAND STAGE)
1日目は残すところあと2組。LAND STAGEのトリを飾ったのはこちらも2年連続出演となったSHANK!
1曲目「Cigar Store」からフロアはモッシュダイブの応酬に。続けて年明けリリースのニューアルバムから「Life is…」、そして高速ビートが炸裂する「Good Night Darling」を投下し、LAND STAGEは早くも大熱狂の渦に包まれました。
「SHANKですよろしく!フォーリミありがとー!」と手短に挨拶すると、
雨が上がり夕晴のステージにぴったりの「Weather is Beautiful」を披露。
続けて「620」で一面スカダンスが繰り広げれられ、「Hope」「TOP WATER」と容赦なく畳みかけました。
「あと10分あるんだけど、もう2曲しか残ってない(笑) なんかやって欲しい曲ある?」というリクエストに対して最も曲名の叫び方が良かった(?)という「MONKEY FUCK」を披露すると、
ラストは「Set the fire」から最新アルバムのタイトル曲「Honesty」を力強く歌い上げ、
まだギリギリ時間があったのか最後の最後にショートチューン「submarine」を届け、計11曲、とにかく時間の許す限り曲を投下し続けたSHANKらしいライブでトリのフォーリミへエールを送りました。
04 Limited Sazabys (SKY STAGE)
YON FESのトリを飾るのはもちろん主催の04 Limited Sazabys!
「出演してくれた仲間たちが伝説みたいなライブを沢山見せてくれたので、最後にもう一伝説作りたいと思います!」と、夕暮れ時のSKY STAGEに最初に届けられたのは昨年のYON FESで新曲として披露された「climb」からライブスタート。
続けてメジャーデビューアルバムから「fiction」「knife」と、アッパーチューンを連発するお馴染みの流れで周りはモッシュダイブの嵐となりました。
「他のバンドのライブ、みんなカッコ良かったでしょ?今年は先輩バンドにも出てもらって、去年以上に重たいバトンが回ってきました。今日のライブを観れたみなさんはセンス抜群です。この1年でハイスタの2マンしたり武道館でワンマンが出来たり、1年間どれだけ出来たかを見せたいと思います!一緒にもっと良いところまで行きましょう。」というGENさんのMCから披露されたのは、自由自在な音の世界に誘う「Warp」
続けてSKY STAGE一面の大ジャンプが起こった「medley」
そして 「2017年4月1日、モリコロパーク、何処でもない今ここ!」と「Now here, No where」が披露されました。
「出演してくれたバンドと、集まってくれたみなさんと、沢山の人が巻き込まれてくれて出来た景色です。 1年に1度こんな幸せな日があるなら何だって頑張れる。」と感謝の思いを口にしたGENさんはさらに昨年上京したことにも触れ、
「上京したけどこうして地元に帰ってこれるし、メロコアにもギターロックにもロキノン系にも属せなかった僕らがやっと見つけた大切な居場所です。」とこれからも地元愛知でフェスを行うことを宣言してくれました。
ライブは後半戦。「この幸せな時間が永遠に永遠に続きますように」と披露された「hello」で日が暮れたSKY STAGEに大きなシンガロングを巻き起こし、ラスト1曲は
「この1日の沸点がやってきました」と投下された渾身の「monolith」で予告通りこの日1番の大熱狂の空間を作り上げました。
満場の「フォーリミ」コールで迎えたアンコールでは、
「今日1日楽しんでもらえましか?僕らも楽しかったですけど、、、実は、アジカンとスカパラに1億ずつギャラ払ってるんで(笑)」とおちゃらけると、
「そういえば、アジカンのトリビュートアルバムに僕ら参加させてもらってます。アジカンの前でその曲をやってもいいでしょうか?」
と先週発売されたトリビュート盤から「未来の破片」を披露!
若かりしアジカンの初期衝動とエモさが特徴のこの曲はフォーリミにぴったり。原曲の疾走感そのままに2ビートとなったサビへ向かう展開はまさに激アツでした。
そしてこの日最後は雨上がりの夜空にぴったりな「midnight cruising」でSKY STAGEに流星群を降らせてYON FES 2017の1日目は幕を閉じました。
まとめ
今回、初めてバンド主催のフェスに参加しましたが、やっぱり各出演バンドがトリのフォーリミに繋いでいく感じが他のフェスと違って良かったですね。
そしてバンド主催になるとどうしてもジャンルが偏ることが多いのですが、GENさんもMCで言ってた通り、どこのジャンルにもはまらなかったからこそ、これだけバラエティ豊かなラインナップが出来上がったし、
それぞれのジャンルのバンドがフォーリミへのリスペクトを語っていて僕らファンにとっても本当に嬉しい限りでした。
全部観れなかった忘れらんねえよも四星球もすごい面白いライブやってましたね。
あと、最後の最後にメンバーがこのフェスの意見や苦情があったら受け付けると言ってたのも良かったです。
まだまだ2年目のフェスということもあるし、お客さんと一緒に作り上げるフェスという感じがして改めてYON FESの一員だったのかなと感じました。
楽しい時間はあっという間ではあったけれど、とっても内容が詰まった1日目でした。
こんな感じで2日目のライブレポートも引き続きお送りしていきます!