フェス

[ライブレポート] 4/2 YON FES 2017 2日目

Sugar(@Sugarrrrrrrock)です。
昨日久々にフェスのレポートを作っていたのですが、1度に10バンドくらいのことを書くのは思ってたより大変ですね(笑)
ただこうして記録に残せたり、書きながら当日を思い出せるので僕にとっては良いこと尽くしです。
というわけで前回に引き続き、YON FES 2017の2日目のライブレポートを書いていきます!
 

ライブレポート

あいにくの雨だった1日目とは打って変わり、2日目は朝から雲がほとんどない快晴に恵まれました。
1日目にリストバンドに交換していたので、寒い中入場の列で長時間並ぶこともなく、スムーズに会場に入れました。
一方でフォーリミとWANIMAの物販列はすごいことになってましたね(笑)
早めに会場内に入れたので1日目は観れなかったスタート前の前説も観ることが出来ました。
注意事項や前日もらった意見に対する改善点など、少しでもこのフェスを良いものにしようというフォーリミからの思いも感じました。
にしてもこの2日間ヒロカズさんほとんど喋ってなかったな(笑)

sumika (SKY STAGE)

2日目のトップバッターは2年連続出演となったsumika!
昨年の出演がきっかけで大きく飛躍したバンドの1つだと思います。
フェスの幕開けを爽やかに伝える「Lovers」からライブは始まり、
「YON FESに魔法をかけたいと思います!」と最新EPから「MAGIC」を披露。
モリコロパークのロケーションも相まってまさにsumikaにピッタリな空間が出来上がっていました。
「良いライブバンドを知りたいなら良いライブバンドに聞け。そんなつながりを大事にしてきた04 Limited Sazabysだから出来るフェスだと思います。」
と健太さんがフォーリミへの感謝を伝えると、晴れ渡った屋外のSKY STAGEに弾けるサウンドを響かせた「ソーダ」を披露
さらに「カルチャーショッカー」でフロアを踊らせ、代表曲「ふっかつのじゅもん」を畳み掛けました。
「音楽の完成はみんなに歌が歌われること、頭の中で音が鳴っていること。それが音源から音楽に変わる瞬間だと思います。最後にトップバッターに抜擢された理由をフォーリミに見せて帰りたい」
とラストに披露されたのは「『伝言歌』」
フロアからの大合唱が広いSKY STAGE全体に響き渡っていました。
「このライブがあって5年後、10年後のYON FESが続いて行けば嬉しいです!」
とステージを去っていったsumika。
SKY STAGEのトップバッター以外考えられないと思わせてくれるような彼らにピッタリの空間を作り上げた素晴らしいライブでした。

ソーダ

ソーダ

  • sumika
  • ポップ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

cinema staff (LAND STAGE)

2日目のLAND STAGEのトップバッターは同郷岐阜のcinema staff!
最初に有名曲「great escape」を披露しエッジの効いたバンドサウンドを届けると、
ハンドクラップが高らかに鳴り響いた「theme of us」
開放感に溢れた会場に飯田さんの透き通ったボーカルが突き抜けていった「希望の残骸」を続けて披露。
「地元のバンドがこれだけの規模のイベントを開催出来るのは嫉妬を超えて尊敬してます。」
とフォーリミへの賛辞を送ると、来月リリースのフルアルバムにも収録される「返して」からライブを再開させ、
続けて衝動的なバンドサウンドがぶつかり合う「西南西の虹」
東京から見た地元の方角を指しているこの曲をバンドの地元で観ることが出来て嬉しかったです。
そして最後は「GATE」を高らかに鳴らしてステージを跡にしました。
ライブバンドとして、演奏で魅せらた、ステージ上からの熱量がビシビシと伝わってきたライブでした。

西南西の虹(album version)

西南西の虹(album version)

  • cinema staff
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

キュウソネコカミ (SKY STAGE)

続いてSKY STAGEに登場したのはこちらも2年連続出演となったキュウソネコカミ!
「本気と書いてリハと読む」全力リハーサルで新曲を届けるとステージ上に残ったまま本編スタート
インディーズ最後の作品から「ウィーワーインディーズバンド!!」「良いDJ」を曲順通り届けるとフロアではサークルモッシュが発生し早くも大盛り上がり。
さらに最新曲「邪邪邪 VS ジャスティス」から「ファントムヴァイブレーション」を畳み掛け、一時も休むことなく攻め続けるキュウソ。
「KMTR645」では最後のサビでフォーリミのメンバーをステージに招き入れフロアと一緒になって踊っていました。
ここまでで既にお腹いっぱいだったのですが、セイヤさんはここからさらに「キラーチューン祭り始めるぞ!」
「DQNなりたい、40代で死にたい」を投下!
今回も曲中にセイヤさんがフロアに降り立ち、お客さんの上を歩いていったところで、
「やりたいことがある!今からYON FESの代表曲やります!」とまさかのフォーリミ「swim」のカバーを披露!
そしてサビでセイヤさんがステージに向かってクラウドサーフ!
キュウソにしか出来ないフォーリミへの感謝の伝え方にSKY STAGEは大盛り上がり。
そして中断していた「DQN〜」を再開し最後のサビでは「出来るとこだけ」ウォールオブデスを起こし、
最後「ビビった」を披露した圧巻のステージでした。
ここ最近のライブはキュウソのらしさが全面に溢れていて毎回圧倒されています。
また何度もライブで観たくなりました。

良いDJ

良いDJ

  • キュウソネコカミ
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

go!go!vanillas (LAND STAGE)

続いてLAND STAGEに登場したのは初出演のgo!go!vanillas!
個人的には昨年のロッキン以来で久々のバニラズでした。
リハからsumikaの健太さんに倣って「YON FESに魔法をかけてもいいですか?」と「マジック」を披露したり、
1人だけYON FESのロンTを着ていなかったプリティさんをイジるなど楽しいムードに溢れてました。
本編は「ヒンキーディンキーパーティークルー」からの「カウンターアクション」
そしてメンバー全員がボーカルをとる「デッドマンズチェイス」と疾走感のあるナンバーを続けて披露。
牧さんいわく今回の出演に際して、事務所などを通じずに直接電話で、それも最初から「ヨンフェス出ない?」と軽いノリで誘われたのが嬉しかったとのこと。
「社会のしがらみみたいなところから離れた場所で繋がっていたいと思っています。」
と来月リリースの新曲「平成ペイン」を届けると、
「エマ」でフロアをさらにロックンロールの渦に巻き込んでいきました。
「今日の出演アーティスト見たらわかると思うけど、フォーリミはいろんなジャンルを楽しめているバンド。だからこれからもフォーリミには出来ない音楽をやらなきゃいけないと思ってます。」
と、最後は「おはようカルチャー」 で盛大なシンガロングを巻き起こしました。
このLAND STAGEの2日間で1.2を争うくらい沢山のお客さんが集まったバニラズのライブ。
今回をきっかけに他のフェスやワンマンでもさらに多くのお客さんを呼べるバンドになっていくと感じました。

おはようカルチャー

おはようカルチャー

  • go!go!vanillas
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

Crossfaith (SKY STAGE)

続いてSKY STAGEに登場したのはCrossfaith。
海外ツアー中だった昨年から満を持してYON FES初出演です。
「System X」をSEにメンバーが登場すると、轟音に乗せて高速ビートと縦ノリを繰り返す「Xeno」からライブスタート。
続く「Jagerbomb」ではステージ中央のPAテントを囲むように巨大なサークルピットが出現。
その周りを走り回る光景をフォーリミのメンバーがステージ袖から身を乗り出して見て「すげぇ!」ってリアクションをしていました。
「YON FESをぶっ壊しにきました!」
といつものように意気込みながらもKoieさんは缶ビールを一気飲みしフェスの雰囲気を楽しんでいる様子。
これでスイッチが入ったバンドは「Wildfire」でダンスフロアを作りあげると、
「次にやるのは俺たちの代表曲!」という前置きから披露されたのはなんとフォーリミの「monolith」のカバー!
激しいシンセに重厚なサウンド、そしてGENさんがボーカルで飛び入り参加。最初のサビの部分をCrossfaithならではのカバーで大いに盛り上げました。
からの本当の代表曲「Monolith」を投下し、最後は「Countdown To Hell」で2度のウォールオブデスを発生させ、昼過ぎのSKY STAGEをラウドサウンドど大熱狂の渦に閉じ込めました。
出演が決定した時点でやはり期待してしまいましたが、フォーリミとCrossfaithの代表曲の豪華共演はかなり高まりました。
これからもこの2組が共演するフェスには注目したいですね。

Monolith

Monolith

  • Crossfaith
  • オルタナティブ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

フレデリック (LAND STAGE)

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2年目のYON FESも後半戦、LAND STAGEに登場したフレデリックのライブはスタート前からかなり多くのお客さんが駆けつけていました。
ライブは「オンリーワンダー」からスタート。大半のお客さんがMVの振り付けを完コピしていてビックリしました。
続けて「KITAKU BEATS」「ナイトステップ」と最新アルバムの曲を披露。
浮遊感のあるダンスビートにLAND STAGEがゆらゆらと揺れました。
康司さんが「フォーリミは毎回すごいカッコ良いライブを見せてくれるし、僕らの良かったところもそうじゃないこともしっかり言ってくれる先輩です。」
と話すとステージ袖からフォーリミのメンバーの声が上がりました。
GENさんが一番好きな曲と言って披露されたインディーズ時代の初期曲「峠の幽霊」を経て、ラストはもちろん「オドループ」
最後のサビを「踊ってない名古屋知らない」と歌詞を変え、フレデリックらしくフォーリミへのエールを贈りました。
フェスの尺でもフルでフレデリックを観たのは初めてでしたが、皆思いのままに身体を揺らしていてフロアの空気がとても良かったですね。またすぐにでも観たいと思いました。

KITAKU BEATS

KITAKU BEATS

  • フレデリック
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

WANIMA (SKY STAGE)

終盤に差し掛かったYON FES 2017、SKY STAGEのトリ前をは2年連続でトリ前を務めることになったWANIMA!
「日本で一番フォーリミが好き!」と開催宣言すると、1曲目は「ともに」からスタート。
続けてKENTAさんがGENさんのモノマネを交えて「流星群が上空から降ってきたら危ないけん!くぼんだ場所にピッタリハマりますように、テトリス!」
と、昨年に引き続きフォーリミ「monolith」をカバー!
Crossfaithの時と同様GENさんとのツインボーカルで届けられたこのフェスならではの豪華共演でした。
「去年より全然上手くいかなかったなー。フォーリミ!YON FESへようこそ!」と冗談を飛ばしフロアを笑わせると、
「今一番聴かせたい曲、みんなにとってお守りみたいになったらいいなと思って作りました」
とメジャーデビューシングルから新曲「CHARM」を披露。
ミドルテンポで聴かせるナンバーが西日が差したSKY STAGEに届けられました。
「日が落ちてきてこれからどうしよう?WANIMAから提案です!」
と披露されたのは「オドルヨル」
緩急様々なビートを織り交ぜ終始踊らされました。
さらにCMでおなじみ「やってみよう」を続けますが最初の数秒で演奏を止め、
「こっからはもうやらへんでーーー」と「いいから」を披露し特大のシンガロングを響かせました。
「フォーリミとの思い出を語るとみんなと一晩過ごさないかん。あいつらも最近上京したみたいだけど、まぁ全然連絡来ないよね…(笑)」
と最後までWANIMAらしくフォーリミへの思いを語ると、ラストはありがとうを込めて
「THANX」が届けられました。
フロアとステージが一体となってフォーリミへバトンを繋いだ圧巻のライブ。
やっぱりWANIMAは「みんなのWANIMA」でしたね。

オドルヨル

オドルヨル

  • WANIMA
  • ロック
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

04 Limited Sazabys (SKY STAGE)

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2日間に渡ったYON FES 2017、最後を締めくくるのはもちろん主催の04 Limited Sazabys!
冒頭のGENさんの伸びやかなボーカルが大トリの始まりを告げた「Horizon」からライブスタート。
そしてなんとこの日3回目、2日間で4回目となった「monolith」さらに「escape」を連発。凄まじい熱量に一気に引き込まれました。
「音楽って最高過ぎ!バンドマンってホントにカッコ良い!沢山の仲間に恵まれてこの景色が見れてます。」
と、GENさんが改めてこのフェスの感想、関わった方々への感謝を述べると、
ライブはリュータさんとの激しいコールアンドレスポンスから繰り出される「Chicken race」で満員のSKY STAGEを踊らせました。
さらに最新アルバムから「drops」、「愛の歌を」を前置きして披露された「compact karma」とフロアを楽しく揺らす曲を続けました。
「バンドマンは世の中で一番カッコ良い職業だと思ってるし、本当に夢がある。また1年頑張って、いろんなバンドをここに連れて戻ってきたいと思います。来年またここで会うことを約束して、再会の歌を!」
「Terminal」を届けると、
「この1年で、ハイスタとツーマンが出来て、武道館でワンマンも出来て、沢山の夢が叶ったけど、まだまだ叶え足りない!これからも沢山の夢を叶えるために、ただただ先へ進め!」
と本編ラストはこれからのバンドの決意を歌った「Feel」で締めくくられました。
1日目に引き続き盛大な「フォーリミ」コールで迎えたアンコールでは、
「昨日はアジカンのカバーをやって、今日もなんかスペシャルなことやろうと思って、去年僕にとって一番ホットだったのはハイスタの復活だったので、ハイスタのカバーをやりたいと思います!高校生の時初めてベースを持って歌った曲」
とHi-STANDARDの「MY FIRST KISS」をカバー!
最後のサビではステージに出演バンドのメンバーがこぞって乱入!
そして本家の難波さんがGENさんと一緒に歌うという祝祭ムード満点な素晴らしいコラボが実現しました。
そして、引き続き沢山の出演バンドがステージ上で見守る中、今年のYON FESを締めくくったのは「swim」
キュウソのセイヤさん、CrossfaithのKoieさんを中心にフォーリミのメンバーに出演バンドマンが駆け寄り、メンバーを胴上げしたりと、本当に楽しげな雰囲気のままに2日間のフェスが盛大に締めくくられました。
最後は出演バンドも含めて全員で記念撮影。GENさんが終始「幸せかよ!」と連呼していたのが印象的でした。
記念撮影を終えてもワチャワチャはなかなか収まらず(笑)、最後の最後まで出演者も来場者も楽しめた最高の空間でした。

Horizon

Horizon

  • 04 Limited Sazabys
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

まとめ

GENさんも話していたように、この2日間で改めて「バンドマン」のカッコ良さに触れる瞬間が沢山ありました。
バンドの主催イベントだからこそ、普段ステージ上だけではなかなか聞くことができないバンド同士の繋がりが垣間見えたし、
バンドマンも他のフェスより大事にされているというか、心から楽しんでいるのが伝わってきました。
特にこの日は難波さんやスカパラといった先輩バンドマンも積極的にフェスを盛り上げようと関わってくれたのが、フォーリミが幅広く愛されている証拠です。
こうしてバンド間の繋がりがフォーリミを中心にどんどん大きくなっていくのが見えて、一ファンとして嬉しい限りでございます。
来年ももちろん参加したいと思っております。フォーリミにとってこれから1年ごとの集大成となるであろうYON FES、もう来年の開催までのカウントダウンが始まっています。
それまでに彼らがどのように進んでいくのか、そしてどんなバンドと出会っていくのか、今から楽しみです。これからも僕はフォーリミを徹底的に応援していきます!
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