音楽コラム/オピニオン

体調不良でライブを途中退場して、改めて音楽の有り難みを感じた

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どうも、邦ロックブロガーのSugar(@Sugarrrrrrrock)です。
週末に1ヶ月ぶりくらいのライブハウスに足を運んできました。
前回このブログで紹介したTHE NINTH APOLLOのレーベル主催イベントです。
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全部で8バンドも出演するということでイベントが発表された時から楽しみにしていました。
ライブハウスでこそ輝くロックバンドの等身大の姿、発せられる熱量、
全てをリアルに体現してくれるTHE NINTH APOLLOのバンドはこの日も素晴らしいステージを見せてくれました。
・・・ですが、僕がライブ中に急に具合が悪くなってしまい、8バンド全て観ることが出来ませんでした。
何回もライブを観に行っていればこんなこともあるのかなと思う反面、
ライブを途中で抜けることになったのは初めてだったので、
観たかったライブを自ら手放す結果となったことに対して悔しさも感じました。
それから2日が経って、体調も元に戻ってきましたが、
この週末で色々と思ったことがあったのでこの場を借りて書き殴っていきます。

ライブと自身との戦いはこれまでにも

思えばこれまでにも、自分の身体を気にしながらライブを観ていたことは何度かありました。
そして今まではその戦いに全部打ち勝ってきました。
初めてROCK IN JAPANに行った時、会場の灼熱の暑さに体力を奪われて自分でも倒れるんじゃないかと思った時も、
昨年末のCOUNTDOWN JAPANの時は日に日に風邪が悪化して、大晦日は熱っぽい状態で冷や汗をかきながらも、
それ以外にも激しいライブで肘打ちを食らって頭を蹴られて、口の中で血の味がしながらも、
決してその場から離れることなくライブを観てきました。
それを可能としたのは紛れもなく音楽の力だと思っています。
音楽を浴びていた方が、音に合わせて動いていた方が楽だったから、
辛さを忘れることが出来たからです。
でも今回は初めて自分との戦いに負けてしまいました。
何の症状だったのかはわかりませんが、急に胃がムカムカして頭痛もひどくなって…
最初は音楽の力で持ちこたえていましたが、途中から立ってるのも辛くなってしまい、
こんな状態でライブを観るのはステージ上のバンドの皆さんに申し訳ないと思って、ライブハウスを後にしました。
フェスと違って座って休める場所がなかったからか、
満員の小さなライブハウスの空気が良くなかったからか、
日頃の生活習慣が良くなかったからか、
色々理由は思い当たりますが、何にしたって自分のせいであることには変わりありません。

バンドマンは本当にタフでストイックだと思った

という訳でライブ中に体調を崩してライブを手放してしまった僕ですが、
今回改めて感じたことが2つあります。
1つ目はバンドマンの強さ
バンドマンって1年に100回以上平気でライブするし、ライブの度に機材車で全国各地を駆け回ってるじゃないですか。
それに加えて楽器の練習も、製作もこなして、定期的に新作をリリースするし、
インディーズバンドだったら間を縫ってバイトしてるかもわかりません。
僕なんかと比べるのが申し訳ないくらい、めちゃくちゃタフでストイックなんだなと改めて実感しました。
ただバンドマンはそれをタフだとかストイックだと思う以前に、
本当に音楽が、ライブが好きだから、その好きな音楽によって突き動かされているはず。
やりたいことを続けるためには苦労も厭わないしそもそも苦労とも思ってないかもしれませんよね。
音楽に対する強い信念があるからこそ、厳しい環境でもハードなスケジュールでもやっていける。
その強さをもっと見習いたいと思いました。
そしてロックバンドが1番輝くのはライブのステージです。
そこでの体験は一期一会、後にも先にもその場にいないと感じることが出来ません。
そのステージ上から、バンドマンはその音楽への信念を必死に訴えかけてきます。
僕は邦ロックブロガーの名にかけて、その想いにもっと応えたい。
今回自分自身でその機会を手放してしまったことが悔しいし、観れなかったバンド達に対して申し訳ないです。
次からはこのようなことが無いように、もっとタフな人間になります。

ライブを楽しめている今の環境に感謝しないといけない

この度僕が感じたことの2つ目は、これまで不自由なくライブに行くことが出来ていることにもっと有り難みを感じなければならないということ。
途中でライブを抜けることになってしまったからこそ、その有り難みを改めて感じることが出来ました。
これまでも多くのライブでステージ上から、
「今こうしてライブ出来るのは、音楽を好きなように楽しめているのは当たり前じゃない
ということをバンドマンは僕らに対して伝えてくれていました。
今回の経験でほんの少しですが、そのことを身を持って感じることが出来たのかなと思っています。
僕は音楽を楽しむことが出来る環境にいることに対して、もっと有り難みを感じなければいけない。
決して当たり前なんかじゃないということを理解しなければいけない。
ライブに行く時は、ライブに行きたくても行けない人の気持ちをもっと考えなければならないと思いました。
そして、ライブを観れなかった人の分まで全力で楽しむこと、
一瞬一瞬を、一音一音を噛みしめること、
その喜びを多くの人に伝わるように発信すること。
これらを今まで以上に意識して今後は1つひとつのライブに臨みます。
今回、ライブを観れること、観たくても観れなかったこと、
それぞれを身を持って感じることが出来たので良い経験になりました。
観れなかったバンドには近いうちにまたライブハウスにリベンジしに行きたいと思います。
そして今週末にはまた楽しみにしていたライブが控えているので、
体調を万全にして、悔いのないように全力で楽しんで、
その体験をまたこのブログに残したいと思っております。