ライブレポート

04 Limited Sazabys “SOIL tour”をZepp Tokyoで観た (1日目)

Sugar(@Sugarrrrrrrock)です。

 

1月15日、04 Limtied SazabysのSOIL tourを目撃しにZepp Tokyoへ行ってきました。

 


ツアー27本目、ワンマン04本目、Zepp Tokyo2デイズの1日目。

 

ほんの少し演奏曲についても触れましたが、セットリストのネタバレはしていないので是非最後まで読んでいって下さい。

ライブレポート〜”SOIL”はまっさらな状態から新しく始めるための土台〜

いちいち数えたり比べるまでもなく、自分が今まで1番多くライブを観た会場がZepp Tokyo。

 

前回フォーリミのワンマンライブをZepp Tokyoで観たのが去年の1/18~19のSquallツアー。ちょうど1年ぶりにここに戻って来た。

 

自分にとってのホームグラウンド、そしてバンドも上京して約2年半が経ち、紛れもなく第2のホームとなった東京の街でライブを観るのは特別感がある。

 

 

「昨日成人式行ってきた人?結構いるね!今日は北九州の成人式ぐらい盛り上がろう!」

子供と大人の狭間にいる人達がロックのメインターゲットだと思うけど、まさにユースの心を代弁する”俺たちの04 Limited Sazabys”だ。

 

 

「バンドって良いけど、バンドを続けるってもっと良い。今の04 Limited Sazabysだから歌える曲」

 

というGENさんの曲フリで披露された「Password」は、バンドの現在地と”SOIL”という作品どういうプロセスで生まれたのかが伝わってくる曲。

この曲に限らず、今作は10年間バンドを続けて辿り着いた視点をもって、今までの歩みを振り返り、その道中で見つけた武器を研ぎ澄ませたようなアルバムだ。

その後のMCを引用すると「新しいことをやるというよりも、古くならない曲」

 

このアルバムに色濃く現れているのはバンドの普遍で不変な部分。だからこそ、これからの04 Limited Sazabys史においても古びずに輝くマイルストーンであり続けるはず。

 

 

「去年全国でしのぎを削ってSOILの曲を仕上げてきたので、今の04 Limited Sazabysのカッコ良さ、力強さ、逞しさ、生々しさを見逃さないで下さい!」

 

音源ではポップにキャッチーに歌っているように聴こえる曲も、ライブでは何倍も力強くエモーショナルに響いてくる。

 

「昔なりたかった大人にようやくなれたと思う」と言える自信、そんな気持ちが滲み出るような演奏中の姿も本当に逞しく頼もしい。

 

 

「ツアーでなかなか普段行けない場所も回ったけど、どこに行っても待ってくれている人がいて、テンション上がりまくってる人たちがいる。自分がやりたくてやっていることなのに、誰かのためになっている気がして報われます」

 

「全国回って来た〜」っていうMCを東京で聞くと、バンドにとっても今や東京がホームで”ここに戻ってきた”っていう感覚が強いんじゃないかと思った。

 

 

ライブが終わりに差し掛かるに連れて、GENさんからはハイトーンボイスの背後から野太く怒鳴るような声も聴こえてきた。

エモーショナルサイドに振り切っているのがリアルに感じられて、オーディエンスも今宵の沸点に達する熱量で応戦した。

 

 

アンコールの曲を演奏する前にGENさんが更に想いを綴る。

「これからの04 Limited Sazabysがどんなバンドになるかは俺たちもまだよくわかってないけど、これまでの10年と同じことをするつもりはないし、今の場所が落ち着くわけでもない。もっと良い景色を見せるので安心してついて来て下さい」

「そのためにも、新しく何かを作るには1度まっさらにしなくちゃいけない。積み上がったものを1度ぶち壊して、土台から作り直すために”SOIL”を作りました」

 

確かな手応えを感じて、自分も認める自分になれたと言いながらも、この先もこんなもんじゃ心から満足できない。

 

“名古屋代表から日本代表になるために”と宣言して上京してから2年半、これからもフォーリミは東京をホームに戦い続ける。

 

だからこそ、最後の曲に入る前の「名古屋の04 Limited Sazabysでした!」の一言がより一層強く響いた。

 

セットリストはYouTube Musicに公開しました。見たい方だけアプリをDLしてチェックして下さい!

04 Limited Sazabys”SOIL tour 2019 ~one man series~” 1/15@Zepp Tokyo