オピニオン/コラム

読書のメリットは自分の中の「ぼんやり」が形になること

「人生20年ちょっと生きてきて遂にこの時が来たかー!!」って感じなんですけど、今読書にとてもハマっています。


活字嫌いで受験勉強では国語が足を引っ張っていた自分からしてまさかの出来事過ぎる。
 
3ヶ月ぐらい前から移動時間やスキマ時間に本を読むようになり、今では1日の中に30分〜1時間ぐらいの読書タイムを意図的に作るようになりました。
 
一体全体どうして急にこのタイミングで読書に目覚めたのか。
 
「読書には様々なメリットがある」
なんてことは至るところで語られ尽くされていると思いますが、僕も読書することにおける自分なりのメリットを見つけることが出来たからに他なりません。
 
ということで、今回は僕が感じた読書のメリットについて掘り下げてみたいと思います。
 
そのメリットとは、タイトルにも書いた通り、自分の中の「ぼんやり」が形になること。
本を読んでると訪れるこの瞬間がたまらないのです。
 
 

読書によって頭の中の無意識が言語化される

「ぼんやり」が形になるっていうのは具体的にどういうことかっていうと、
「頭の中で無意識のうちに蓄積されたものが何らかの要因によってしっかり意識出来るようになる」ということ。
 
意識出来るってことはそこに感情を覚えたり言語化されるということです。
 
まだイマイチわかんないですね(笑)
 
僕の経験で言うと、例えば音楽を聴いている時、いつも歌詞の内容とか全然気にせずに流していた曲の1フレーズが突然頭から離れなくなった。
 
とか
 
それまで休み時間とかにちょっとした会話のやり取りしかしてなかったクラスメイトのことをある日を境にめちゃくちゃ意識するようになった。
 
という感じ。どっちも実話ですよ、ええ。
 
 
どちらもそれまでは特に何も意識することなく流れていたものが、とあるきっかけで前者は歌詞が頭の中で言語化される。後者の場合は好きという感情が生まれる。という具合です。
 
 
今の僕はこれと同じ現象が読書でも起こっているんです。
 
そのことに気づき出した時にこんな発言をしていました。

皆さんもちろん興味関心があって本を手に取ると思うのですが、

真新しい知識を本に求めるよりは、なんとなく知ってること、聞いたことがあることを自分の中でより深めるイメージで読書すると良いと思います。

 
僕もそんなイメージで本を読んでいて、上の発言から1ヶ月ぐらい後に読んだ持たない幸福論っていう本の一文で確信しました。
 

本というのは「自分がぼんやりと気づきかけていることをはっきりと言葉にして教えてくれるもの」だ。

持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない (幻冬舎文庫) 位置176 より

  • 本を読むことでぼんやりしたものが形になる。                  
  • 無意識のうちに積み重なった言葉に出来なかったことを言語化してくれる。

 
これが僕が感じている読書のメリットです。
 

本は自分の内側を引き出してくれるもの

自分の中で読書することのメリットを見出せたことで、本に対する定義付けも変わりました。
 

  • 本は新たな知識を与えてくれる、というよりは自分の潜在意識を引き出してくれるもの。
  • 内容を鵜呑みにするのではなく、結局のところ自分の内側を可視化するためのもの。自分の本心の解像度を高めるもの。

 
そして本を読むことで「ぼんやり」が形になるだけでなく、同時に新たな「ぼんやり」も生まれます。
 
ぼんやり→形になる→ぼんやり→形になる
 
のサイクルが回っていくことで、読書は習慣になって、読書がどんどん楽しくなっていくと思いますよー!そんな段階に僕も差し掛かっているのかな。
 
これは本を読めば読むほど感じることだと思うので、まずはとにかく気になる本を1冊手にとって欲しいとしか今は言いようがありません。。。
 
ただ、これをひたすら繰り返していったらいずれ頭がキャパオーバーになると思うので、自分の中で形になったことをSNSやブログでアウトプットしていくのが次なるステップ。
 
今気になっているこちらのアウトプット術。


これを実践してもっと読書を有意義なものにしたいと思います。