レビュー

[CDレビュー] SIX LOUNGE 「大人になってしまうなよ」

どうも、ロックンロールというジャンルにはあまり馴染みがなかったSugar(@Sugarrrrrrrock)です。
日本のロックンロールバンドといえば今だとTHE BAWDIESやa flood of circle、OKAMOTO’Sあたりが有名どころですかね。
あとはBAWDIESとスプリットアルバムをリリースしたgo!go!vanillasなんか今勢いありますよね。
今回僕が紹介するのはロックンロールの次世代を担うバンドの最新ミニアルバムです。
 
こちら、SIX LOUNGEの「大人になってしまうなよ」です!
昨年リリースしたアルバム「東雲」が話題となりロングセラーを記録している彼らの待望の新作。
若干20歳とは思えないバンドサウンドと歌詞の深さ。タイトルはそんな彼ら自身に対するメッセージとも取れます。
そしてこのSIX LOUNGEも何を隠そうTHE NINTH APOLLO所属のバンドということで、このミニアルバムを経てますます躍進してくれることでしょう。
上の写真からもわかる通り今月のタワレコメンにも選ばれている注目の1枚、今から徹底解説、、、なんて程ではありませんが僕の思いの丈を書いていきます。

 感想とレビュー

youtu.be
全部で6曲収録されているこのミニアルバムなんですが、どの曲もとても完成度が高い。先ほども書きましたが20歳の男が作れる音楽ではないということです。
若手、インディーズという勢いを殺すことなく、練られた演奏を3ピースでやってのけているのです。
まずは上に載せた1曲目「僕を撃て」から曲名の通りリスナーのど真ん中を撃ち抜いてきます。
SIX LOUNGEのバンドサウンドは一貫してクールで軽快です。その反面ボーカルのヤマグチさんの歌はとても熱量を感じます。もう絶対みんな好きなやーつですよ(笑)
2曲目「CANDY GIRL」でさらに大人っぽさを増していきます。
間奏前のセリフのパートなんかむちゃくちゃロックンロールしてます。
とてもジャジー(ジャズっぽいということ)な曲です。
そして3曲目「最終兵器 GIRL」がスゴい。
youtu.be
日本のロックンロールの新しいスタンダードになるんじゃないかと勝手に思っております。
とてもキャッチーで、歌詞もヤマグチさんのボーカルも感情が乗ってます。
ライブハウス、その先のフェスシーンでもオーディエンスをノリノリに盛り上げる曲になっていくのではないでしょうか。
4曲目の「10号線」は歌詞が想像させる風景がとても綺麗で切ないです。
冒頭の「帰ったら電波を飛ばすから 甘い声で包み込んでくれ」という歌詞から、大人っぽさと青春っぽさが共に感じられる曲です。
続く5曲目は「君へのプレゼントは、綺麗な僕の血と君の涙」
うん。タイトルからもうどうかしてる。
1曲目から殺してくれ撃ち抜いてくれ刺してくれと過激に「僕」と「君」を歌ってきた彼らの想いがここで一気に爆発します。
例に漏れずSIX LOUNGEの曲もやっぱりバッドエンドな結末のものが多いんですけど、彼らはそこにロマンさを盛り込んできます。大人の色気がスゴいです。まだハタチなのに。。。
生々しい過去を歌ってるMy Hair is Badやyonigeとはまた違うSIX LOUNGEならではの魅力です。
そして最後を飾るのがタイトルにもなっている「大人になってしまうなよ」
「自分に嘘ついて 大人になってしまうなよ」
という歌詞に全てが込められたリスナーに、そしてなんといっても自身に向けたメッセージソングです。

自分の気持ちに正直に生きたいと思った

さっきも言いましたが全6曲、どの曲も本当に完成度が高いです。
そしてアルバムタイトルが意味していることがこの6曲でしっかり伝わってきます。
自分に嘘つかないでやりたいことをやっていくということですよね。それが1番難しいことですから、やっぱりバンドマンってスゴいなとつくづく思いました。
ナインスの中でマイヘアの次にブレイクするのはこのSIX LOUNGEだと思います。
まずはこのミニアルバムを引っさげて全国のライブハウスを盛り上げて、その勢いで大型夏フェスに呼ばれる活躍を期待してます!
SIX LOUNGE 「大人になってしまうなよ」
1. 僕を撃て
2. CANDY GIRL
3. 最終兵器 GIRL
4. 10号線
5. 君へのプレゼントは、綺麗な僕の血と君の涙
6. 大人になってしまうなよ
個人的オススメ曲: 3 5 6